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ブラジル人がアルゼンチンの国立公園で死亡

 ブラジルのメディアによると、4年前から愛猫と一緒に南米を自動車(貨客用のコンビ)で旅していたブラジル人が2日、アルゼンチンのティエラ・デル・フエゴ国立公園の洞窟で氷の塊の直撃を受け死亡したことが分かりました。

 死亡したのはサンパウロ出身のデニス・コスモ・マリンさん(37歳)で、友人によれば、国立公園の立ち入り禁止になっている「クエバ・デ・ジンボ」(氷の洞窟)と呼ばれる洞窟に入り、天井から落ちた氷塊の直撃を受け死亡したものです。

 デニスさんはインスタグラムで「自然のものを伝えるメッセンジャー」と自分をアピール、ホームページは3,000人以上からフォローされ、旅行中の体験の日々を発信していました。

 SNSに投稿された動画には洞窟に入るデニスさんの姿や「注意喚起」と書かれた看板なども写っています。これまでにデニスさんは、リオデジャネイロ州、ブラジル南部地域、フランス領ギアナスリナムウルグアイの都市を4年間にわたって旅し、先週は、国立公園で行ったハイキングなどの写真を公開していました。

 ブラジル政府は「在ブエノスアイレス・ブラジル総領事館を通じて地元当局と連携し、被害者と思われる家族のために適切な支援を提供している 」と述べています。