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大サンパウロ圏に寒波襲来で死者も

 ブラジルのメディアによると、サンパウロ都市圏のマウアー市で18日早朝、ホームレスの男性が死亡しているのが発見され、警察に通報されました。遺体は法医学研究所で調べが続いており、正式な発表はまだされていません。ただ死亡は、この日サンパウロ市周辺は最高気温が12.3度という5月にしては寒く、遺体には暴力の痕跡もないことから、寒さが原因と見られています。

 国立気象研究所のデータによると、サンパウロ市のこの日は最高気温が12.3度と測定が始まった1961年以来、5月としては最低の気温でした。サンパウロダウンタウンの歩行者は厳しい寒さと強風に煽られ、低温で電車のドアとブレーキシステムが故障した車両もありました。

 マウアー市は寒さに直面したホームレスの人々を避難所に連れていくための活動を開始しています。17日夜は合計38人のホームレスが収容されました。