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ブラジルでは電子タバコは禁止

 ブラジルのメディアによると、ブラジル国立衛生監視局の理事会が6日開かれ、電子タバコの規制について議論されました。同監視局が電子タバコについて調査した規制影響分析レポート(健康への影響、毒性、国際組織の考え方などの内容)について分析と議論を行い、理事会は全会一致で電子タバコの禁止を決定しました。

 同理事会ではタバコ、マリファナ電子タバコが新型コロナの重症度を高める可能性が指摘され、禁止が適当と結論されました。会議では、禁止するだけでなく、需給緩和策(他機関と連携した取締りや教育キャンペーン)の採用も決議されました。この決定は、同庁の技術チームが分析した報告書を下に行われました。

 国立衛生監視局は、アメリカ食品医薬品局電子タバコと加熱式タバコの販売を許可したのは、この製品に関する情報がまだ不明であったためだと述べ、「米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、英国、欧州連合などでは、害の少ない製品として認可されているわけではない」と説明しています。

 ブラジルでは2009年から、電子タバコを含む電子喫煙機器の使用が禁止され、この種のたばこの販売、輸入、広告も禁止されています。