ブラジルのメディア28日付によると、世界が第5世代の携帯電話ネットワークである5Gを使い始めてから3年が経ちました。ブラジルでは5G技術は3カ月後から実施される予定ですが、インフラ整備の遅れで当面適用されるのは10州都と連邦直轄区のブラジリアのみです。
予定では26州都と連邦直轄地で利用できるようになるとされていますが、5G電波の設備を建物の上または公共の街灯柱に設置出来るのは法律上、10州都と連邦直轄区に限られています。他の州都は市役所が機器の設置を許可する市法を承認する必要があり、インフラ整備が遅れているためです。
5Gの通信速度はこれまでの3G、4Gの最大100倍と言われ、接続が途中で切断され、画像がフリーズすることもなくなります。ところが5Gは波長が短いため、従来の4Gとくらべ10倍の装置設置が必要とされます。Claro、Vivo、TIMがオークションで5G通信の権利を獲得していますが、国内全域での実施までには時間がかかるとしています。