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コロナ禍で各州が外出禁止など規制を強化

 ブラジルメディア26日の報道によると、ブラジルの12州と連邦直轄地は、コロナ禍による感染拡大と死亡者増を食い止めるため、厳しい規制措置を発令し実施しています。多くの州が新しく始めた規制措置は夜間外出禁止と営業活動の制限です。

 この措置で各州は、人々の外出を減らし、医療の負担軽減を目的にしています。なかでも連邦直轄地の規制は厳しく、学校の閉鎖と商店の閉店、夜間外出禁止を発令しています。

 ブラジルは、コロナによる感染数と死亡数の前例のない増加に直面しており、地方自治体の医療部門に大きな負担を強いています。州によっては集中治療室(ICU)のベッドの記録的な占有で医療破綻寸前の危機的な状況あります。

 ピアウイ州ウェリントン・ディアス知事は26日、「コロナ禍拡大を封じ込めるために全国で制限措置を実施するよう連邦保健省に要請する」と述べました。