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ペルー大統領、危機一髪で難逃れる

 ブラジルのメディアによると、ペルーのペドロ・カスティーヨ大統領は28日深夜(ブラジル時間午前2時)までに帰国しなければ憲法違反で弾劾裁判にかけられるところでしたが、締め切り1時間前にトゥンベスの国境検問所に到着、難を逃れました。

 カスティーヨ大統領はエクアドルを訪問していましたが、帰国する時になって悪天候で飛行機が飛ばず、やむを得ず車で5時間かけて帰国したものです。ペルーの領土に着いたのは刻限ギリギリの一時間前というきわどさでした。

 ペルーのマグナカルタ(イギリスの憲法の最も基本的な部分)は気象上の理由という例外規定を設けていないため、時間を守れなかった場合、議会の多数を占める反対派に大統領解任の口実を与えるところでした。