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ブラジル大統領選を前に政党の浮沈

 ブラジルのメディアによると、議員の所属政党移動が続いています。政党移動締切の2日には下院議員513人中120人(23%)が政党を移籍しました。

 議員移動で最も大きくなったのは自由党(PL)で、83%増加(42人から76人へ)しました。これは次期大統領選に立候補すると思われるボルソナロ現大統領の加入が影響していると見られています。移籍してきた議員の大多数は社会自由党(PSL)からでした。

 社会自由党は今年に入って民主党(DEM)と合併し、ユニオン・ブラジル(União Brasil)を結成しました。社会自由党は2018年の選挙ではボルソナロ大統領が所属していた党で、大統領が自由党に加盟したのを見て、社会自由党からの移籍組も増えたものです。

 この余波を受け結成当初は81人の議員数だったユニオン・ブラジルは46人に減少しました。