ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領は28日、ロシアのウクライナ侵略によって難民になったウクライナ人に人道的ビザを発給、受け入れると述べました。しかし、ロシア・ウクライナ紛争では中立の立場を強調しています。
大統領はラジオとのインタビューで、「ウクライナ人が人道的ビザでブラジルに来るのを受け入れる」と述べましたが、27日、カーニバルの休日を過ごしているグアルジャで 大統領は、「ブラジルは紛争に関して中立の立場をとる」と表明しました。これには在伯ウクライナ大使館が「誤った情報での判断だ」とコメントしました。
ブラジルのフランサ外相は、「大統領の言った中立性は、公平を意味する」と釈明、外交官は「より客観的な見方をするためにウクライナ大統領との会談に興味があるのではないか｣と会談を奨めました。しかし、大統領は「現時点で、ウクライナのゼレンスキー大統領と話すことは何もない。問題解決には両国のバランスを取って行う必要がある」と表明したのみでした。
