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ブラジル人の81%が「ワクチン・パスポート」に賛成

 ブラジルのメディアによると、ブラジル人の81%が、閉鎖された場所へ入る際の「ワクチン・パスポートの提示」に賛成しています。調査会社Datafolhaが17日に発表したもので、調査は全州16歳以上の2,023人に電話で行われました。

 「ワクチン・パスポート」は新型コロナに対する予防接種を完了していることを証明するものです。バー、レストラン、公共団体など閉鎖された場所への入場に、同パスポート提示の要求を81%が支持すると答えています。ボルソナロ大統領はいくつかの州ですでに採用されているパスポート提示に反対を表明し、調査では18%が大統領と同じ考えと回答しています。

 調査は、「新型コロナ感染を恐れているかどうか」も質問しています。結果は39%が感染を非常に恐れ、37%がほとんど恐れていないとしています。職業別に見ると、主婦は50%が感染を恐れ、退職者の47%が続きます。また起業家は感染を恐れていない人が28%を占めています。

 「ワクチン・パスポート」要求を支持する人が81%と多いだけに予防意識も高く、調査では家を出るときは常にマスクを使用する人が81%もいます。次いで時々が13%、めったに使用しないが3%、使用しないも2%いました。地域で見ると、マスク使用者は南東部地域(サンパウロ、リオなど)の住民に多く85%を占め、北部・中西部(パラー、ブラジリア、ゴイアスなど)などの住民は75%が使用者で、最も低くなっています。