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ヌーバンクが南米1位の座を明け渡す

 ブラジルのメディアによると、南米で最も価値のある銀行とされていたデジタル銀行のヌーバンク(Nubank、サンパウロ市)が18日、ニューヨーク証券取引所で株が5%以上下落し60億米ドルもの資産が消失、南米1位の座をイタウ・ウニバンコ銀行に明け渡しました。

 同銀行は、2012年の夏、米スタンフォード大学MBA経営学修士)を取得した39歳の投資家(コロンビア生まれ)が設立したデジタル銀行で、昨年12月にニューヨーク証券取引所に上場、株価総計414億ドルになり、設立10年で南米1の銀行にランクされました。

 ヌーバンクは18日に60億米ドルも値下がり354億米ドルになったことで、393億ドルのイタウ・ウニバンコの後塵を拝することになりました。ちなみに南米金融機関のランキングは18日時点で1位イタウ・ウニバンコ、2位ヌーバンク、3位ブラデスコ(342億米ドル)、4位ブラジル・サンタンデール(213億米ドル)と続いています。(ランキング出典はエコノマティカ)