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トンガの火山噴火、チリ、エクアドルも警戒

 ブラジルのメディアも15日付で南太平洋のトンガの火山噴火を報道、米国、日本、チリが津波の警戒をしていると報じています。海底火山フンガトンガ-フンガハアパイ噴火したもので、米国国立気象局は西海岸に津波警報を発し、カリフォルニア州サンタクルス市では洪水が起きています。

 米国に加えて、日本、チリ、ニュージーランド、オーストラリア、エクアドルも警戒態勢に入っています。エクアドルは本土沿岸の津波警報を取り消したものの、海面の変動は監視し続け警戒を続けています。米国国立津波警報センターは「津波が進行中です。最初の波は最大ではないかもしれません。海岸から離れて高台に移動してください」と呼びかけています。

 日本では、気象庁が避難指示に加えて、16日早朝に津波警報を出しました。気象庁奄美で1.2mの潮位を観測しています。日本の当局者は、津波警報が解除されるまで海に近づかないように警告しています。チリの緊急災害対策庁も15日、イースター島と本土沿岸の一部を津波が襲う可能性があると警告しました。 「念のため、小さな津波でも浜辺から離れるように」と通達しています。

 ニュージーランドでは緊急事態管理庁が北海岸と東海岸津波警報を出し、海岸線で異常に強い潮流といつもと異なる波に注意するよう促しています。オーストラリアは、シドニーを含む海岸の一部が波に襲われる可能性があると警戒、ニューサウスウェールズ州の住民に「水から出て岸から離れる」よう警告しています。