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ブラジル下院議長が保健相を批判

 連邦下院のロドリゴ・マイア議長は16日、ジャーナリストとの会合で、エドゥアルド・パズエロ保健大臣は「いまや災害だ」と述べました。保健省はこれについてコメントしていません。ブラジルメディアの報道です。

 メディアコンソーシアムの調査では16日現在、新型コロナウイルスによって18万3千人が死亡し、698万人が感染しています。マイア議長は「流行の主因はパズエロ大臣の無策にあり、省の管理を十分にできていない。このままではワクチン接種も危うくなる」と指摘しました。

 16日朝、ボルソナロ大統領とパズエロ保健相が新型コロナウイルスのワクチン接種計画を発表しました。保健相は、ブラジルはラテンアメリカで最大のワクチン製造業者であると強調し、「ブタンタン研究所製造も含め、ブラジルで生産されたすべてのワクチンが統一医療システムに優先される」としています。