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流れ弾で少女が死亡

 地元メディアによると、サンパウロ市内で9日早朝、市民警察と強盗犯の間で銃撃戦が行われ、その時の流れ弾が当たり少女が死亡しました。死亡事件は近隣住民の怒りを呼び、バス1台と自動車3台が放火されました。
 市内大通りでオートバイに乗った犯人と、通りかかった市民警察官の間で銃撃戦になり、近くにいたラリッサ・ダ・シルバさん(17)が流れ弾を被弾しました。発砲者は判明していず、警察が捜査を進めています。
 ラリッサさんの死亡が判明後、抗議のため住民ら10人が、銃撃戦のあった場所に近い通りを運行中のビアソン・トランスパス社のバスに放火しました。乗客と運転手は事前に降ろされたため負傷者は出ませんでした。同日午後9時50分ごろになり怒りを再燃させた住民らが事件現場の近くで自動車3台に放火し、街中が騒然となりました。今月に入ってサンパウロ市内で放火の被害に遭ったバスは5台になります。