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がん予防にジーコを起用

 地元メディアによると、サッカーの元ブラジル代表で日本代表監督も務めたジーコが、ブラジル北東部で29日まで行われた陰茎がん予防キャンペーンに出演しました。このキャンペーンはブラジル泌尿器科学会の主催によるもので、ブラジル北東部での開催は陰茎がんの発生率が国内で最も高いことから決まりました。ビデオの中でジーコは男性器を毎日洗うことによって発症を予防することができると呼び掛け、「水とせっけんが最善の予防策」と訴えました。
 今回で4回目を迎えた同キャンペーンの目的はブラジル国民に陰茎がんに関する情報を提供することで、約100人の泌尿器科医が各都市からボランティアとして集まり、ビデオやパンフレットでがんについて説明しました。
 ブラジル泌尿器科学会のアギナルド・ナルジ会長によると、「陰茎がんは予防が可能な数少ないがんの一つ。亀頭の周りの包皮を引っ張り水とせっけんで洗うだけで予防になり、性行為や自慰行為の後に洗うことは効果がある」と語っています。