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実質金利は世界で3位

 中央銀行は、6月10日に基準金利を予測を上回る1ポイントも引き下げ年利9.25%とし、実質金利は5.8%から4.9%と史上最低の水準となったものの、実質金利で見るとまだ高水準で、世界で3位の高金利です。
 名目金利の9.25%はベネズエラ(21.4%)、ロシア(11.5%)、アルゼンチン(10.5%)、ハンガリー(9.5%)、トルコ(9.3%)に次ぐ世界で6位ですが、実質金利で見ると中国の6.9%、ハンガリーの5.9%に次いで3位になっています。
 この高金利外資を誘致するためですが、中銀の資料によると5月の金融市場への外資流入は15億4000万ドルに上っています。このため国内ではドル安が続き、輸出の競争力を弱めてしまっています。