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17歳少女が連続殺人

 南マット・グロッソ州のアパレシーダ・ド・タボアードに住所を置く17歳の少女が、2006年からこれまでに30人の男性をナイフなどで殺害していたことがわかったと、9日までに、サンパウロ州サン・ジョゼ・ド・リオ・プレット市警が発表しました。30件の内7件は地元で犯行に及んだもので、その他はサンパウロやミナス、マット・グロッソなど複数州で行っています。
 調べによると動機は、金欲しさや復讐、さらには「正義のため」などと細かく供述しています。その供述を一部裏付けるかのように、被害者の中には、指名手配中の男や少女虐待を繰り返していた男も含まれているそうです。
 少女はリオ・プレット市警の取り調べに、30件の内11件については詳細に供述しましたが、まだ分からない点もあり、複数を殺害している地元アパレシーダ・ド・タボアードに少女の身柄を移し、地元署でさらに詳しく取り調べる予定です。
 調べで連続殺人の容疑が確定すると、18歳になった時点で実刑判決が下される見込みです。