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ブラジルが3カ国のビザ免除を延長

 ブラジルのメディアによると、ブラジル政府は9日、米国、カナダ、オーストラリアからの観光客に対するビザ免除を2025年4月まで延長しました。この措置がなければ、3カ国からの旅行者は10日からブラジルのビザが必要となるところでした。

 ブラジルは、ビザ免除は相互主義の原則に基づいて行っており、3カ国はブラジル人旅行者のビザを要求しているため、10日でビザ免除を中止するとしていました。観光業界などの反対もあり、政府は3度めの延期を決めたものです。

 ボルソナロ前大統領は2​​019年、米国、カナダ、オーストラリア、日本の各旅行者に対するビザ免除を一方的に実施しました。ルーラ大統領になって、米国、カナダ、オーストラリアは相互主義の原則に反するとしてビザ免除を停止する方針を打ち出していました。

 日本からの旅行者については、日本政府が2023年8月にブラジル人に対するビザ免除を決めたため、日本人旅行者には適用されず、観光ビザ不要が続きます。