ブラジルのメディアによると、法務省は15日、囚人の要求でリオグランデ・ド・ノルテ州で起きている暴動に対処するため、刑務所で特別に活動するチームの結成を許可しました。同州の29都市が暴動の標的になっており、暴動による逮捕者は43人に上っています。この他、12丁の銃器、弾薬、爆発物39個、薬物、5台のオートバイと車2台などが押収されました。
治安長官によると、この暴動はリオグランデ・ド・ノルテ州ナタール市の刑務所内部からの命令で起きているといいます。原因は、2022 年 11 月に実施した囚人検査での拷問、腐敗食品混入などが指摘されています。
暴動は14、15両日にわたっておき、健康・教育部門のサービスが中止になり市民生活が混乱、観光バスへの放火、バイクショップ店内への火炎瓶投げつけ、スクールバスへの放火など暴虐な行動が続き、国軍が出動する騒ぎになりました。警察によると、暴動は15日になって沈静化に向かっています。
