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ブラジル大統領公邸で新主人を迎える準備が進む

 ブラジルのメディアによると、大統領府公邸にはボルソナロ大統領とその家族が住んでいますが、ルーラ新大統領の就任まで2週間となり、17日には公邸前に引っ越し用のトラックが横付けされるなど、公邸では清掃と改修(塗装など)が行われ始め、新しい主を迎える準備が進められています。

 今のところ、ボルソナロ大統領がいつ大統領府公邸を引き払うかは明言していません。そのためルーラ氏の公邸入居も未定です。ゲデス経済大臣は「16日に大統領はリオデジャネイロへ退去した。もう、ブラジリアには戻らない」と語りました。同大臣も「リオデジャネイロに出張して仕事を済ませ、政府の最後の日まで働く」と強調しました。

 大統領公邸はオスカー・ニーマイヤーが設計し、ブラジリアで初めて石造りで建設され、1958年6月に落成式が行われました。地下には30人収容の講堂、ゲームルーム、倉庫、パントリー、キッチン、ランドリー、管理室があります。1階は大統領が公式行事に使用するホール、住居部分(4つのスイートルームと団欒等の部屋)があります。最初に住んだのはクビチェク大統領でした。