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アマゾンで橋が崩壊、3人死亡、15人行方不明

 ブラジルのメディアによると、アマゾナス州消防局は28日、マナウス市から102キロ離れたカレイロでクルサ橋が崩壊し、橋を渡っていた車両12台が川に落下し沈没、男女各1名の計3名が死亡し、14名が負傷したと発表しました。消防局はこの他に8人から15人の行方不明者がいるとの情報で、潜水チームが捜索を続けています。

 連邦道路警察は同橋構造の状態が悪く、26日から部分的に通行止めを行い、軽自動車しか通れなくなっていました。現場は水深20メートルほどの川で、沈没した中に多くの人が乗ったコンビが確認されています。このため行方不明者が大勢になりました。消防局は「沈没車の中に閉じ込められた犠牲者がいるという情報がある。これらの車両から救出するつもりだ。だが時間は掛かりそうだ」と話しています。

 事故のあった国道はアマゾナス州マナウス市とロンドニア州ポルト・ヴェーリョ市を結ぶ全長800kmの主要路線です。橋の崩壊場所はアマゾン川岸辺から15kmのところにあり、この橋を通らず対岸へ行くにはマナウス港からフェリーを利用、横断に約45分の時間が必要です。

 アマゾナス州政府は「国土交通省が橋を再建する間、フェリーを派遣してこの区間の交通手段を確保する」と表明しています。