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サンパウロ州知事選はハダド候補が支持率トップ

 サンパウロ州知事選の投票動向調査でフェルナンド・ハダド候補(労働者党)が32%の支持率でトップを走っています。国内メディアがIpec社の調査結果を報じたもので、2位は17%のタルシオ・デ・フレイタス候補(共和党)、次いで10%のロドリゴ・ガルシア候補(社会民主党)となっています。調査は29日から30日にかけて、サンパウロ州65市町村で1,504人を対象に行われました。

 前回はハダド候補が29%、フレイタス候補が12%、ガルシア候補が9%でした。今回の調査はラジオやテレビで選挙宣伝開始後に初めて行われたもので、わずかにハダド、ガルシア両候補が伸び、フレイタス候補が大きく伸びました。

 世論調査を細かく見ると、ハダド候補はカトリック福音派以外の宗教の有権者、宗教に入信していない有権者に支持され、サンパウロ州の内陸部(27%)よりも大都市圏(36%)で支持されています。一方、フレイタス候補はサンパウロ内陸部で支持され今回の調査では、内陸部での支持率が7%も増加しました。また、ガルシア候補は「素晴らしい」「良い」と評価する有権者に支えられています。