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アルゼンチンで足止めの飛行機にテロリスト?

 パラグアイ諜報機関が17日、アルゼンチンで立ち往生しているベネズエラ貨物機のイラン人乗組員の1人は、米国がテロ組織としているアル−クドス軍(Al-Quds)に所属するゴラムレザ・ガセミであると明らかにしました。ブラジルのメディアが報じています。

 ブエノスアイレスに1週間足止めされている貨物機のボーイング747には14人のベネズエラ人と5人のイラン人が乗り組んでおり、全員がブエノスアイレス当局に調べを受けています。裁判所は19人の乗組員が国を離れることを禁止しました。

 パラグアイ諜報機関は、Al-Qudsはイラン革命防衛隊のエリート部隊であり、「これが確認されてから、この地域や世界の他の地域の仲間に警告した」と述べています。飛行機は6月6日にメキシコからアルゼンチンに自動車部品の輸送で到着しました。ブエノスアイレスでガソリンを満タンにすることができず、6月8日にウルグアイに行こうとしましたが、ウルグアイ当局は入国を拒否しました。

 ウルグアイが入国を拒否したのはパラグアイ諜報機関からの連絡を受けたためで、ウルグアイ国防省は「迅速に行動し、飛行機がウルグアイ領空に入るのを防ぐことができた」と語っています。