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ドーピングでバレーボール選手が有罪=ブラジル=

 ブラジルのメディア23日付によると、オスタリンの使用で起訴されていたバレーボールのタンダラ・カイシェタ選手(33歳)の審理を続けていたアンチドーピング裁判所は、4年間の出場停止を宣告しました。判決に不服の場合、選手はスイスのスポーツ仲裁裁判所に上訴することができます。

 タンダラ選手は「私がしなかったことで有罪判決を宣告され、これには納得できない。全体会議での裁きを要請し、無実を証明するために戦う」とコメントしました。

 ブラジルチームは、2012年のロンドンオリンピックでオリンピックチャンピオン、2014年のイタリアワールドカップで銅メダルを獲得しています。それにはタンダラ選手も出場し活躍しました。東京オリンピックには、ドーピングの事前調査で陽性になり、予防的に出場停止になっていました。

 タンダラ選手が使用したと言われるオスタリンは、新陳代謝を調節し、筋肉量の増加を助けるとされています。ブラジルドーピング管理局は東京オリンピック出場選手を対象に2021年7月、リオで調査を行い、タンダラ選手が陽性反応を示していました。