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横領容疑のサンベルナルド・ド・カンポ前市長、無罪判決

 ブラジルメディアによると、ABCパウリスタのサンベルナルド・ド・カンポにある労働者博物館の建設で「詐欺と横領」の疑いで15人が起訴され公判中だった件で、裁判所は6日、6人のみに有罪判決を言い渡しました。

 有罪になったのは起訴されていた建設会社などの社員6人で、建設計画を企画・進行した肝心のサンベルナルド・ド・カンポ市のルイス・マリーニョ前市長は証拠不十分で無罪になりました。マリーニョ前市長の起訴は、連邦警察の操作結果で行われたもので、有罪と思われていたにですが、裁判所は有罪とする証拠がないと判断しました。

 マリニョ氏の弁護側は無罪判決を受け、「判決は労働者博物館の建設と公正さを認めた。現市長は市にとっての博物館の重要性を理解していない」と語っています。