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離婚してもペットの扶養義務はある

 ブラジルのメディア8日付によると、離婚した妻がそれまで夫婦で世話をしていた4匹のペットの養育費月額500レアルを要求していた裁判で3日、サンパウロ裁判所はそれを認め500レアルを支払うよう命じました。不服の元夫は上級裁判所に上訴、裁判は続くことになりました。

 この件についてルイス・ガマ研究所の弁護士は、「この問題は、ブラジルだけでなく世界の司法機関でもよく議論されている。家族を構成する絆は愛情であり、人間と家畜の間にも存在する。これまでの伝統的な考え方を変える必要があるだろう。この判決は、同様の事件の前例となり、家畜の保護を強化することに繋がる」と説明します。

 要は、離婚することになった場合、子どもと同じくペットの扶養義務も生じるということになるようです。