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南極が異常な高温

 ブラジルのメディアによると、南極高原に設置されているフランス・イタリアのコンコルディア研究基地18日、気温がマイナス11.5°Cを観測しました。この気温は予想より30°Cも高い温度です。

 この気温上昇が気候変動による現象かどうかは即断できないものの、ルノーブルの環境地球科学研究所は「地球温暖化は熱波の数と強度の増加に、その兆候が見られる」としています。南半球では通常、夏の終わりには気温が下がります。テラアデリア海岸の基地では、4.9°C、最低気温でも0.2で、3月の最も穏やかな気候が続いています。

 米国国立雪氷データセンターによると、南極氷床は1979年に衛星測定が開始されて以来、200万km²未満と最小の面積に縮小しています。