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ブラジル南部にも熱波襲来

 ブラジルのメディアによると、国立気象研究所は12日、リオグランデ・ド・スル州の大部分に、「43°Cに達する熱波が襲来する可能性がある」と警告を発しました。降雨の可能性がないため、高温は週末まで続くとしています。

 熱波はアルゼンチンのブエノスアイレスを襲っており、それがリオグランデ・ド・スル州にもやってくるもので、気象学者は「南アメリカの熱波は気温を50度近くまで上げる可能性がある」と指摘しています。

 気象学者は、寒冷前線の通過を遮る気象状態のためリオグランデ・ド・スル州全体が大量の乾燥した熱気に覆われ、州全体の気温を上昇させていると説明します。一部の地域では「週末までに温度計が43ºCに達するとの予測もある」としています。

 同州州都のポルトアレグレ市の民間防衛は16日までの熱波警報を出しました。「紫外線放射指数は11から16のレベルに達する」と細心の注意を呼びかけ、「新鮮な服を着て、一定の水分を補給し、軽食を食べ、午前10時から午後4時までの運動を避け、日焼け止め、帽子、サングラスの使用を勧める」と熱波乗り切りの対策を述べています。