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ブラジル両院議長、民主主義を擁護

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領が最高裁判事などの攻撃を続けている件で、アーサー・リラ下院議長、ロドリゴパチェコ上院議長は16日、名指しは避けながらも、ソーシャルネットワークで「民主主義と権力の独立を擁護する」という姿勢を表明しました。

 リラ下院議長は、「国は、より多くの仕事とより少ない混乱を必要としている」と指摘し、パチェコ上院議長は、「ドアを閉めることと橋を壊すことは国にとっ不利益」と述べ、婉曲的に大統領を非難しました。

 ボルソナロ大統領は、最高裁判所と高等選挙裁判所で調査の対象とされた後、両裁判所の判事などを攻撃し、判事に対し訴訟を起こすと息巻いています。これに対し14人の知事は16日、最高裁判所支持を表明する文書に署名しました。

 パチェコ上院議長は、「愛国者はブラジルを分裂させたい人々ではなく、団結する人々である。そして民主主義の達成された議会は活発な討論を行っている」と述べています。