ブラジルのメディアによると、連邦最高裁判所(STF)は3日、ボルソナロ大統領の新型コロナ・ワクチン接種とエイズ発症と関係があるよいう偽のニュースを流したとして、調査の開始を決定しました。両者に関係が無いことはハッキリしています。
最高裁が調査を開始する虚偽のニュースは、10月22日にソーシャルメディア(Facebook、YouTube、Instagram)で大統領が発表したもので、発表後数時間で、専門家および偽ニュースのチェッカーに否定されました。調査は上院コロナ禍調査委員会(CPI)が要請していました。
10月のボルソナロ大統領の発言は、「英国からの公式報告は、コロナ・ワクチン接種した人は予想より早くエイズを発症することを示唆している」という内容でした。しかし、「英国の公式報告」というのが虚偽であり、両者の関連性を示す公式の報告はありません。
国家衛生監督庁(Anvisa)も「ブラジルで使用されているワクチンは安全であり、ワクチンのどれも他の病気の発生に関係してはいない」と再確認し、発表しています。