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ボルソナロ大統領の判事罷免要求に各界で反対意見

 ブラジルのメディアによると、ボルソナロ大統領が20日最高裁のモラエス判事罷免要求を上院に提出した件で、10党が22日、民主主義を維持するためモラエス判事の支持を表明しました。同時に、大統領の非難の的になっているバローゾ判事の支持も表明しています。

 支持表明の共同署名文書ではモラエス判事の行動について、「民主主義では当然のことであり、このような深刻な社会経済危機の時に、依然として政情不安と権威主義の亡霊に対処しなければならないことは残念だ」と述べています。

 ボルソナロ政府に反対する7政党も、「最高裁判事は基本的権利と自由を保証する責任があり、身体的および道徳的に保護されなければならない」と断言、判事を支持しています。

 この他、10人の元法務大臣と国防相が、「罷免要求を拒否するようパチェコ上院議長に求める」と意見表明しました。また、ルラ、ジルマ、テメル各政権に参加した元大臣たちも、モラエス判事罷免に反対しています。