ブラジルメディアによると、ボルソナロ大統領は8日、パチェコ上院議長と会談、緊急援助の再開に向けて各大臣との交渉内容を説明しました。議長は、「期待している」と述べました。
緊急援助は生活困窮者6800万人に月600レアルを支援するというもので、2020年には約2900億レアルかかりました。再開するには議会での可決が必要で、この会談はそのための説明でした。
上院議長はテレビのインタビューに「経済省は援助再開に理解を示している」と話し、経済省は「既存のボルサファミリア(貧困家庭救済金)の拡大も一案」と指摘しています。
大統領は「債務が限界に来ているのは知っている」と消極的ですが、政府に対する援助再開の圧力は日増しに高まっています。