中南米の最新情報

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 ブラジルメディアによると、保健省の研究所であるオズワルド・クルズ財団は8日、国立健康監視庁(アンビサ)にオックスフォード大学とアストラゼネカ社が提携開発した新型コロナワクチンの緊急使用の要請を提出しました。同監視庁にはサンパウロ州政府も「ブタンタンワクチン」の使用許可を申請しています。

 同財団はアストラゼネカワクチンの審査期間は通常60日間かかるのを10日間でと要請しています。緊急使用は200万回分で、インドに拠点を置く血清研究所から輸入する必要があり、接種までに製造を間に合わせるための要請と思われます。