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米国大統領選の討論会を報道

 ブラジルメディアは8日付で、28日後に迫った米国大統領選挙のイベントである副大統領候補2人の討論会を報道しました。その内容は、大統領候補の討論よりはるかに平和で心のこもった雰囲気の中で行われたと好意的に述べています。討論は経学、最高裁判所判事の指名、人種間の緊張など多岐にわたって議論されました。

 討論したのは、副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員(民主)とマイク・ペンス副大統領(共和)の2人。両者の対立点は人種差別と警察の暴力、最高裁判所判事の指名、エネルギーと環境、景気回復、新型ロナウイルス対策などです。

 まず、ハリス氏は終息の気配が見えない新型コロナ禍について述べ、「コロナウイルスと戦うトランプ政権の姿勢」を厳しく批判しました。これにペンス副大統領は「最初から大統領は米国を第一に考え政策を進めた。どこの大統領もしなかった中国からの旅行を禁止した」と反論しました。