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ボリビア大統領選で混迷深まる

 地元メディアによると、来日中のボルソナロ大統領は22日、記者の質問に答え、「ボリビアの選挙での票の再集計を支持する」と表明しました。

 ボリビア大統領選は最初、現大統領のモラレス氏の有利が伝えられていましたが、時間を追うごとに対抗馬メーザ氏との票差が縮まり、結論は出ていませんでした。しかし、21日夜にはボリビア高等選挙裁判所が、「対抗馬との差が10%を越えた」としてモラレス氏の第一回目投票での当選を発表しました。

 これにメーザ陣営が、集計に不正があるとして反発、それに同調する国民もいて国内は騒然となっています。国民の多数はモラレス氏の4選出場に不満を表明しており、4選出場を可能とする憲法改正案は国民投票で否決されています。最高裁国民投票の結果を無効とすることで、モラレス氏の出馬が可能になり、国民の間に不満がたまっていました。

 今回の票の集計についてはアメリカ国家機構も疑問を呈しています。