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住民が警察に抗議して大通りを閉鎖

 地元メディアによると、3日、リオのケネディ村で45歳の煉瓦職人が作業中、軍警察に撃たれ死亡しました。住民は警察に抗議、アベニーダ・ブラジルを閉鎖しました。死亡したのはホセ・ピオ・バイア・ジュニアさん(45歳)で、住民から「ジュニーニョ」と呼ばれ親しまれていました。

 ホセさんはその日、ケネディ村のタウンハウスで、コンクリート製の床板を持ち上げる作業をしていて、警官に頭部を撃たれました。軍警は当時、ファベイラで警戒中の警官や車が銃撃を受け、それに反撃していたと言われ、その反撃の弾がホセさんの頭部に命中したと思われます。警察は事実関係の調査に着手しました。

 目撃した住民の1人は、「警察官はここから駆け出しました。住民は彼らを殺人者と呼んでいました。アベニーダ・ブラジルからやってきた4人の警官が6分程銃撃を続けました」と語っています。警察はその後、住民が負傷したとの知らせで、病院に行き確認するよう手配しました。

 現場への警察の到着が遅れ、怒った住民たちがアベニーダ・ブラジルを封鎖したものです。