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オートバイ盗難が毎時4台

 地元メディアによると、サンパウロ州内では2018年1~12月に3万5720台のオートバイ盗難が起き、1時間に約4台、1日に約98台のオートバイが盗まれました。同州公共保安局に届けられた盗難届けをアルヴァレス・ペンテアード商校研究本部がまとめたものです。

 盗まれた3万5720台のうち1万8553台は駐車していて盗まれ、残りの1万7167台は使用中に強奪されたものです。17年との比較では、オートバイ盗難被害は5%減少しましたが、盗まれたオートバイの数は6%増加しています。

 被害に遭った都市をみると、州都サンパウロ市が窃盗被害、強盗被害ともに飛び抜けて多く、州窃盗被害数の37.1%を占めています。続いてサンベルナルド・ド・カンポ市(2.8%)、リベイロン・プレト市(2.7%)、サント・アンドレー市(2.6%)、オザスコ市(2.4%)、カンピーナス市(2.2%)でした。

 サンパウロ市内では、盗難は比較的中心部に近いところで発生しており、強奪は同市外縁部で多く起きています。同研究本部は「理論的に盗難は、オートバイが長時間、路上に駐車される職場や大学、レジャー施設の近隣で発生し、強盗は通勤や通学などの移動時が多い」としています。