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ATM強盗団、モーターボートで逃走

 地元メディアによると、サンパウロ州イリャベーラ市で7日、約30人の強盗団が同市中央区域に設置してあるカイシャ・エレトロニコ(ATM、現金自動預け払い機)5台を爆破し現金22万6000レアルを強奪しました。同ATM の警備員1人が負傷しました。
 捜査に当たった軍警察によると、武装した覆面のメンバー7人がミニバンに乗って現場に到着し、派出所で勤務中だった警官1人を人質に取り、警官に暴行を加える一方、拳銃と防弾チョッキを強奪しました。この犯行に要した時間は20〜30分間でした。その後モーターボート3隻に乗ったメンバー20〜25人が先行したメンバーと合流し、2組に分かれ現金を強奪しました。1組はブラデスコ銀行支店ATMから10万5000レアルを強奪し、もう1組は連邦貯蓄銀行支店でATM3台を爆破、現金を強奪しました。
 犯行後強盗団は、後続部隊が乗ってきたボートで逃走しました。ATMの襲撃でボートが使われたのは初めてで、これまでは高級ブティック強盗時の逃走に使われていました。犯人はまだ逃走中です。