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GMオニキスが安全性で最低の評価

 自動車の安全性をテストするラテン新車アセスメントプログラムが発表した衝突安全性試験で、ブラジルで製造され2015年8月から国内新車市場で月間販売台数トップの座を維持し続けている乗用車、ゼネラル・モーターズのオニキスが、安全性で「星0個」と最低の評価を受けました。乗員保護性能は子供にとっては「星3個」と高く評価さています。国内メディアが報じています。

 同プログラムは「ブラジル国内で最も売れている車であるオニキスは、特に側面の保護に関して悪い結果を示している」とコメントしています。オニキスは14年に大人の乗員の安全性について「星3個」の評価を受けていましたが、側面衝突時の衝撃に関する新たな基準に沿った今回の試験では、安全性がまったく認められませんでした。GMは「シボレー・オニキスは販売されている南米各地のすべての安全要件に完全に準拠している」と反論しています。

 衝突安全性試験では、韓国・起亜自動車の小型セダン「リオ」(韓国製)もまた大人の乗員に対する安全性について「星0個」と最低の評価でした。子供の安全性では「星1個」でした。なお、「リオ」はブラジル国内では販売されていません。