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口論で警察官が発砲しサーファーが死亡

 地元メディアによると、サンタ・カタリーナ州出身のプロサーファー、リカルド・ドス・サントス氏(24、通称リカルジーニョ)が19日、休暇中の軍警察官によって射殺されました。リカルジーニョ氏が同州パリョッサ市のグアルダ・ド・エンバウー海岸に近い自宅前で祖父と共に排水管の修理をしていたところ、管の上に軍警察官のルイス・ブレンタノ容疑者が自動車を止めました。リカルジーニョ氏が作業を続けるために車を移動するようブレンタノ容疑者に頼みましたが、リカルジーニョ氏とブレンタノ容疑者、車内に同乗していた容疑者の弟の3人で口論となり、容疑者が突然リカルジーニョ氏の胸と腹部に3回発砲ししました。弾を受けたリカルジーニョ氏は入院先の病院で死亡し、ブレンタノ容疑者はフロリアノーポリス軍警察本部に身柄拘束されています。
 リカルジーニョ氏は生前「もし死んだら火葬にして遺灰をグアルダ・ド・エンバウーとハワイの海にまいてくれ」と話していたそうですが、今後検視が要求される可能性もあり、遺族は土葬を選ばざるを得ませんでした。