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ヤマハ発動機がフレックス二輪車投入

 ヤマハ発動機(柳弘之社長、本社/静岡県)はブラジル二輪車市場にガソリンとエタノールの燃料が使用可能なフレックス車を投入しました。すでに7月中旬から販売を開始しています。二輪車のスポーツモデル「YS250 FAZER」にガソリンとエタノールの両燃料が使用可能な「ブルーフレックス」仕様を追加、「YS250 FAZERブルーフレックス」として販売を開始したものです。生産は「ヤマハ・モトール・ダ・アマゾニア(Yamaha Motor da Amazonia Ltda.)」で行い、「ヤマハ・モトール・ド・ブラジル(Yamaha Motor do Brasil Ltda.)」で販売します。価格は1万1690レアル。フレックス仕様車だけで5000台、ガソリン仕様と合わせて3万台の販売を見込んでいます。
 同社は現在、ガソリン仕様の排気量115ccから1200ccまでの製品で販売を伸ばし、2011年には前年比7%増の24万台を記録しました。「YS250 FAZERブルーフレックス」の市場投入に加え、今後は小排気量への「ブルーフレックス」仕様を順次進め、顧客の選択肢を増やすことで販売増加に結びつける予定です。