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日立建機、合弁設立で本格進出

 建設機械メーカーの日立建機(木川理二郎社長、本社/東京都)は、建設機械需要が急成長しているブラジル市場へ本格進出するため、米国のディア社と合弁でサンパウロ州インダイアツーバ市に油圧ショベルの製造・販売会社を設立すると発表しました。
 日立建機とディア社は、1988年に米ノースカロライナ州での製造・販売の合弁会社、ディア日立社を設立以来、北中南米における重要なパートナー関係を構築しています。
 ブラジルでは日立建機とディア社が合弁会社ブラジル・ディア日立社を設立、日立建機油圧ショベルの技術を供与し、農業機械で当地に強固な地盤を持つディア社がマーケティングを担当、中型油圧ショベル(15〜40トン未満)の製造・販売のほか、ミニショベル・油圧ショベル(100トン未満)の輸入販売を行う予定です。
 ブラジル・ディア日立社の資本金は5千万ドル(約40億円)。出資比率は日立建機40%、ジョン・ディア・ブラジル40%、ディア日立社20%。敷地面積 20平方メートルの生産工場は2012年1月頃に着工、13年7月頃の生産開始を目指しています。生産能力は年産2000台。輸入完成車の販売開始は12年4月頃の予定です。