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子会社化めぐる混乱でキリンが声明発表

 ビール及び清涼飲料大手のスキン・カリオール社(サンパウロ州イツー市)の子会社化を巡る混乱で、キリングループの持株会社であるキリンホールディングス(三宅占二社長、本社/東京都)は16日、取引の適法性・有効性について問題はないと考えており、今後も適切に対処するとの声明を発表しました。
 キリンホールディングスは8月2日付で、スキン・カリオール社の発行済み株式の50.45%を保有するアレアドリ社の株式取得を発表しましたが、スキン・カリオール社の少数株主がサンパウロ州イツー市裁判所に、キリンによるアレアドリ社株式の取得差し止めを求める仮処分を申し立てていました。
 同裁判所は4日、この仮処分を部分的に認める決定を下したため、キリンはこの決定を不服として、15日に上級審であるサンパウロ州裁判所に異議申し立てを行うと同時に、9月2日になってイツー市裁判所でも訴えを起こしました。