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14歳の少女を誘拐・強姦未遂容疑で日系人を逮捕

 地元メディアの報道によると、サンパウロ市ビラ・マリアーナ区で14歳の少女を誘拐し、監禁先のホテルで暴行しようとしたとして第36地区警察署は16日、レナト・サカモト・レゼンデ容疑者(29)を逮捕しました。同容疑者は先月29日早朝、少女の通う学校付近で誘拐に及んだことを認めています。
 第36地区警察署は、自動車のナンバープレート、少女を監禁したホテルで事件当日に支払いが行われたクレジットカード情報を基に捜査を進め、イピランガ区にあるホテル「マグナッタ」にあったチェックイン記録などから、坂本容疑者の犯行と断定、逮捕に踏み切ったものです。
 サカモト容疑者は、マエストロ・ファビアーノ・ロザノ州立学校に登校中の少女1人をおもちゃの拳銃で脅迫し、自動車内に拉致したことを認めています。同容疑者の供述から、少女の手足を拘束して自動車のトランクに監禁していたことも判かりました。
 捜査を担当のスグイ・ケンジ警部によると、少女は自動車から出された際、犯人に抵抗して周囲に助けを求めていました。サカモト容疑者はホテルの室内で少女に衣服を脱ぐよう強要しましたが、二人はホテル内で約30分間にわたって口論、少女の抵抗に同容疑者は暴行を断念、少女を学校へ送り戻すことにしたと供述しています。
 事件当日、少女は母親と共に被害届を提出、サカモト容疑者は拉致、監禁、暴行未遂の容疑で起訴されました。