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黒魔術の儀式と偽り68人の少女をレイプ

 地元メディアによると、アマゾナス州で8日、合計68人の少女をレイプしたとしてレナト・フラガタ容疑者(30)が逮捕されました。容疑者はイランドゥーバ市で18人、パリンチンス市で50人の少女に性的暴行を加えた容疑で取り調べを受けています。
 逮捕されたフラガタは13〜16歳の少女を悪魔崇拝団体へ勧誘し、「この団体に入るための儀式として動物の血を飲む必要があるが、自分と性的関係を結ぶことでこの儀式を省くことができる」と説明し、性的暴行を繰り返していました。少女たちは性的関係を結ぶことで男の魔力が乗り移ると信じ込んでいました。
 市民警察によると、公立校に勤務する女性教師の通報が逮捕の糸口になりました。フラガタが教室の出口でロック音楽を聴いていた少女を誘ったときは、悪魔の儀式に誘う前段階としてロックバンドへの加入を打診していたことなどが明らかになっており、状況に応じた口実で勧誘していたと思われます。
 フラガタは警察の調べに対し、「以前はキリスト教徒で平穏な生活を送っていたが、結婚することができず黒魔術に傾倒していった」と供述しています。容疑者は少女へのわいせつ罪のほか、インターネット上に少女らの裸の写真を流出させた罪にも問われています。