衝撃緩衝材バンパーコア材や内装材等の自動車部品をはじめ、ＩＴ製品輸送用通い函、家電製品用緩衝材に用いられる発泡ポリプロピレンを製造・販売するＪＳＰ（井上六郎社長、本社／東京都）が、スウェーデンに本社を置くFagerdala Industri ABの子会社で、サンパウロ州カンピーナス市で発泡ポリプロピレンの製造販売を行っているFagerdala Brasil Ltda.を買収（連結子会社化）することを決めたと、さきごろ発表しました。
日本、北米、欧州、ロシア、中国、韓国、台湾、シンガポール各地域で同製品を製造・販売しているＪＳＰは、需要が見込まれる海外市場への展開強化を最重要課題と位置づけて積極的に海外進出を行っています。発泡ポリプロピレン事業以外にも建築、船舶素材の分野などの事業を手がけているFagerdala Brasil Ltda.の発泡ポリプロピレン事業部門の売却をFagerdala Industri AB社から打診されたＪＳＰは、同社が進出していない南米に製造拠点を有し、同地域で独占的シェアを保持、さらに自動車販売台数の増加により今後も自動車関連製品の更なる需要拡大が見込まれることから、Fagerdala Brasil Ltda.を買収することにしたものです。買収価格は3409万５千レアル（約17億400万円）ということです。
