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エタノール燃料価格が高騰

 地元紙の報道によると、ブラジル国内でガソリンに代わる自動車燃料として使われているエタノールの価格がじわじわと高騰しています。再生可能で環境に優しいといわれるエタノールですが、国家原油庁によると、1月末の全国平均価格はエタノールが1リットル当たり1.867レアル、ガソリンが1リットル当たり2.608レアルでした。
 国家原油庁は、ガソリンとエタノールの価格差が30%以内となり、フレックス車を使用している人はエタノールからガソリンに切り替えたほうが燃費効率が上がると話しています。
 毎年12月から翌3月まではサトウキビの端境期で、ブラジル中央部から南部にかけてエタノールの生産量が減り、価格の高騰が通例です。