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ブラジル、世界で第8位の国民所得

 最近発表されたエコノミスト・インテリジェンス・ウニットの国別国民所得調査によれば、ブラジルは世界で8番目の国民所得であることが分かりました。
 第1位はアメリカで国民所得は142.6億ドル、第2位は日本の50.7億ドル、第3位は中国の49.1億ドル、この後はヨーロッパ4カ国のドイツ33.5億ドル、フランス26.8億ドル、イギリス21.9億ドル、イタリア21.2億ドルと続き、第8位にブラジルが15.3億ドルで顔を出します。9位以下はスペイン14.6億ドル、カナダ13.4億ドル、インド12.8億ドル、ロシア12.3億ドルとなっています。
 また、ゼッツリオ・バルガス財団の調査によると、ブラジル国内で経済的な伸びを見せている民族はアフリカ系ブラジル人です。ブラジル社会構成の中で有色人種の占める地位が上昇し、黒人系の53.5%、混血の47.3%がDおよびE級から脱し、中産階級に所属するようになりました。1993年には社会階級A,B,Cに属する有色人の比率は47.3%だったのが、08年には53.5%に改善しています。