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痩せ薬の処方箋変更で販売規制

 フォーリャ・デ・サンパウロ紙の報道によりますと、国家サニタリー監督庁は5日までに、痩せ薬の原料となるシブトラミンの販売規制強化を発表し、同成分が含まれた薬品は今後、登録が必要な処方箋に変更されることになります。
 1980年代に開発された合成覚醒剤シブトラミンは、満腹中枢を刺激する働きで減量効果があるとされています。しかし、副作用として頭痛や関節痛、異常なほどの空腹感や血圧上昇が指摘され、欧州各国では今年に入って販売を禁止しました。
 ブラジルでは今後、シブトラミンを含む薬品を販売する場合は厚生省への届出を必要とするように変更し、必要以上の販売や摂取の抑制を図ることにしています。