海外の日本語メディアで構成される海外日系新聞放送協会（本部・横浜、加盟25社）が1日、平成21年度の海外日系新聞放送協会賞を発表しました。それによると協会賞には5社6作品が選ばれ、大賞はサンパウロ新聞の「日本移民100周年企画 ブラジルの大地に生きる日本女性物語」が受賞しました。
協会賞は7月22日の選考委員会（委員長・石丸和人海外日系新聞放送協会専務理事、元毎日新聞論説委員、委員・田村紀雄東京経済大学名誉教授、青木公元朝日新聞記者）で選ばれたもので、大賞に選ばれた「伯国の大地に生きる日本女性物語」には各審査委員が高い評価を与えました。講評では「一人一人の日本女性の物語が、百人百様で読んでいても飽きがこず、移住した日本人の家庭、家族、日常生活が生き生きと描かれ、素晴らしいの一言に尽きる」としています。また、取材対象者を百人にし、しかも広いブラジル各地の在住者を取材しており、取材の努力も大賞に選んだ理由の一つに挙げています。
