現地のフォーリャ・デ・サンパウロ紙によると、最近インターネット上で顔写真を公表している少女らに、有名モデル事務所を名乗るスカウトが「モデルの素質がある」などと甘いE-mailを送り、少女らが自分で撮ったヌード写真を騙し取る詐欺行為が頻発しています。事件の頻発に警察では、「おかしいと思ったら、該当モデル事務所に確認の電話を」と呼びかけています。
犯人の手口は、まず若い世代に利用者が多い「オルクッチ」や「フェイス・ブック」などのサイトでカモになりそうな少女を物色します。狙いはインターネット上で顔写真を公表している少女たちです。その中から比較的かわいい少女を捜すと、「貴女の容姿なら2万6000レアル（13万円ぐらい）はもらえる雑誌の表紙モデルになれる」などと甘い言葉を並べたＥメールなを送り付け少女を信用させます。少女が話に乗ってくると、「面接や最終選考に必要」といって下着姿や裸の写真を要求し送付させ、それを騙し取るのです。調べでは、これまでに約30人の少女が被害に遭っています。
日本でもこうした詐欺犯が出現する恐れがあります。子供のいる方は十分に注意しましょう。
